二陽堂についてAbout NIYODO

二陽堂の鎌倉彫

二陽堂の鎌倉彫

二陽堂の鎌倉彫は、木材のやわらかい質感と彫刻刀の鋭い切れ味の中にある凛とした空気感、そして漆の持つ美しい艶と強度を併せ持つ芸術品です。

祖先である三橋鎌山は、仏師の仕事と共に前田家をはじめとする華族の後援のもと、多くの芸術品と呼べる作品を制作しました。また明治時代には、有栖川宮威仁親王様の御用命を賜るようになります。

有栖川菊文様という文様は、今に残る宮家との繋がりです。

二陽堂が大切にしているコト

有栖川菊文様飾皿 三橋鎌幽 作
有栖川菊文様飾皿 三橋鎌幽 作

800年の技を現代のカタチに

受け継がれた「多様な技法」と「膨大な図案」を厳選し、お客様のご要望に応える体制を整えております。

物語のあるモノづくり

物語のあるモノづくり

作品が永く扱える品質と共に、永く語り継がれるモノづくりを心掛けております。

八重桜文硯箱 三橋鎌嶺(初代)作
八重桜文硯箱 三橋鎌嶺(初代)作

丁寧で迅速な対応

手仕事なので制作工程が長く、小さいものでも2か月以上はかかります。だからこそ、制作以外のお問合せのお返事・デザイン提案・お見積りなどは、迅速にご対応いたします。

伝統を継承すること

伝統を継承すること

鎌倉時代に制作された「仏具としての鎌倉彫」の技術再興を使命としております。継承された技術を用いて、口伝ではなく作品として遺すことが重要と考えております。

唯一無二の作品は、何百年も時代を繋ぎます。これこそが、伝統を守ることとなります。

技を継承する現代のつくり手

三橋鎌嶺(本名:三橋誠)

三橋鎌嶺(本名:三橋誠)

1949年生まれ。1975年に二陽堂に入門し、初代三橋鎌嶺に師事。
各地の百貨店などで展示会を意欲的に開催し、美術工芸品としての鎌倉彫普及に尽力。また、京都・大徳寺玉林院の平成大修復の際に大香合を奉納。2012年には鎌倉建長寺に牡丹文大香合を納め、建長寺の開山忌法要などで用いられている。

牡丹文食籠 千家菊文硯箱
三橋鎌幽(本名:三橋肇)

三橋鎌幽(本名:三橋肇)

1980年鎌倉生まれ。鎌倉時代より続く仏師の血筋。
2000年に父三橋鎌嶺に師事。心の鍛錬と仏師の初心を得るため建長寺で禅を学び、2010年には建長寺吉田老師より「鎌幽」の号を拝銘。
仏具・茶道具制作を中心とする一方で、現代の感覚に沿った作品も世界へ発信している。

頼朝香合 水紋文様 壁掛

三橋家系図

三橋家系図