「禅と茶道と鎌倉彫展」
【展示の概要】
「禅と茶道と鎌倉彫展」
併設展:近代鎌倉彫の茶道具展
鎌倉彫は、十三世紀に運慶をはじめとする慶派仏師により作られた「禅宗寺院の仏具」がルーツといわれております。
起源より八百年ほど脈々と受け継がれてきた鎌倉彫は、木材を彫刻し、漆を塗り重ねる技法で現在に至るまで制作されてきました。
木材のやわらかい質感、彫刻刀の鋭い切れ味の中にある凛とした空気感、そして漆の持つ美しい艶と強度を併せ持ちます。
その日本の独特な技法による美しさは、今日も人々を魅了しております。
しかし、鎌倉彫のルーツが禅宗寺院であることや、茶道とは室町時代より繋がりがあることなどは、意外に知られておりません。
本展は、鎌倉彫を「禅」と「茶道」の視点から捉え直そうとするもので、その展示を禅の源流たる建長寺内で行うことに大変深い意義があると考えます。
室町時代から現代までの仏像や仏具、そして茶道具を百点余り一堂にご覧いただきます。
また、記念講演と記念茶会も開催いたします。この展示を通して鎌倉のことを再発見していただき、さらには人と人とが出会う機会となれば幸いです。
この機会に是非ご高覧くださいますようご案内申しあげます。
開催日時:2018 年11 月16 日(金)、17 日(土)、18 日(日)の3日間
開催時間:9:30~16:00(拝観時間は8:30~16:30)
入場料:無料 ※建長寺拝観料500円別途(小中学生は拝観料200円)
展示会場:大本山建長寺 応供堂
展示内容:仏像、鎌倉彫仏具、鎌倉彫茶道具など約100点(室町時代から現代まで)
【記念講演】
会場:建長寺大玄関入って頂いたところに受付がございます。
参加費:1,000円 ※建長寺拝観料500円別途(小中学生は拝観料200円)
申込や予約不要:当日直接受付にお越しください。
11月16日13:30~15:00(13:00受付開始)
特別講和:吉田正道老師(臨済宗建長寺管長)
講師:養老孟司先生(東京大学名誉教授)
11月17日13:30~15:00(13:00受付開始)
講師:薄井和男先生(神奈川県立歴史博物館 館長)
【記念茶会】
普段は拝観謝絶の場所にて「記念茶会」を開催いたします。
各日、流派の皆さまが素敵な道具と共に、美しいお点前により一席を設えます。
ぜひお越しいただきたく、ご案内申し上げます。
11月16日 表千家湘南同好会(限定200名)
11月17日 小笠原流煎茶道(限定150名)
11月18日 茶道裏千家淡交会鎌倉支部(限定200名)
*各日、枚数限定となっておりますので無くなり次第終了となります。
お茶券 3,500円税込(拝観料込、展示会図録付カラ―、お茶席一席)※事前販売のみ
*お茶席は主菓子にお抹茶、お点前もするしっかりとしたお席です。お茶会が好きでよくいかれる方も、初心者のかたも、ぜひお越しください。
【申込方法】FB内でのメッセージ(三橋肇宛て)
メール zento.kamakura@gmail.com へ送信。
ハガキ 〒2480021 鎌倉市坂ノ下12-6 三橋鎌幽宛へ送付。
※いずれの場合も、
①希望日程②申込枚数③申込代表者の氏名④住所⑤電話番号を明記ください。
※申込代表者の方には、ご案内をメール、ハガキで送付いたします。
申込枚数分の茶券とお振込み用紙をお送りします。お振込みいただくと有効な茶券と
なります。
※お茶券購入後のキャンセル、紛失による再発行はできません。ご注意ください。
◆展示のみのご覧にもなれます。歓迎です。(お茶会、講演会にでなくとも展示はご覧になれます。)
◆当日、鎌倉彫の販売はいたしません。
◆どなたでも参加可能なお茶席です。(他流派、未経験、海外からの方)
服装については下記をご参考ください。
清潔感があり、お寺ということもあるので露出が少ない服装を心がけてください。
洋服でも、もちろん構いません。短パン、裸足はおやめいただき、和室に正座するときのことを考えて、座って膝が丸見えにならない長めのスカートもしくはゆったりをしたパンツでお越しください。ジーンズは茶席には、通常は相応しくございません。
この機会にぜひお茶席にお越しください。
*はじめての方は手ぶらでお越しください。こちらで、不自由ないようにご準備いたします。通常は懐紙、菓子切、扇子などをもって席に入ります。
主催:「禅と茶道と鎌倉彫展」実行委員会
共催:大本山建長寺
後援:鎌倉市・毎日新聞社・神奈川新聞社
特別協力:神奈川県立歴史博物館・鎌倉国宝館・鎌倉歴史文化交流館・鎌倉彫資料館
表千家湘南同好会・茶道裏千家淡交会鎌倉支部・小笠原流煎茶道・江ノ島電鉄株式会社
特別協賛:株式会社 豊島屋・面白法人カヤック
協賛:華正樓鎌倉・株式会社 千眞工藝・江ノ島 恵比壽屋・株式会社 千里・鎌倉彫二陽堂・niyodo design
株式会社 問天・むら写真事務所・株式会社クオリアデザイン事務所
監修:三橋鎌嶺・三橋鎌幽