お知らせInformation

「侍ルーム」完成

お知らせ

パークホテル東京は、客室全体をアーティストが装飾する「Artist in Hotel」という取り組みを2012年12月よりスタート。弊堂の三橋鎌幽が、依頼され2016年に制作しました。

鎌倉彫を基調とし、鎌倉彫作品・鎌倉彫の図案・デザインそして鎌倉彫の精神である「継承」と「禅」を取り入れた「SAMURAI ルーム」を制作しました。

【コンセプト】
侍の聖地「鎌倉」、その地で発祥し800年間受け継がれる「鎌倉彫」。
木を彫刻し、漆を塗り重ねる日本固有の伝統技法を用いています。
鎌倉彫職人である私にしか表現できない「侍」を模索しました。

「侍の部屋」をコンセプトとし、宿泊するお客様が侍となり、時空を超えて侍のプライベート空間を体感して頂きたいという想いで制作しました。
部屋には、豊臣秀吉の陣羽織・真田信繁の兜・森蘭丸の兜など実在する侍の装身具をアレンジし、表現いたしました。また、鎌倉彫の図案を再構築し描き上げた獅子と鳳凰が、部屋全体を守護する配置で眼を光らせます。

侍の魂「刀」は三橋鎌幽の師である三橋鎌嶺が制作しました。
これは、侍の「心技体」が師から弟子に継承されることを伝えるためです。
師弟の技が揃ってこそ日本の技であると考えました。一子相伝により綿々と受け継がれる日本の技、私の技術も800年間の長い時を祖先が守り継承してまいりました。
これこそ日本の美意識であると感じます。

侍に想いを馳せると共に、侍の生きた時代から継承されている鎌倉彫の技を通し、日本の美意識にも想いを巡らせて下さい。

侍ルームの公式ページ

http://www.parkhoteltokyo.com/artcolours/aih/25mitsuhashi/25mitsuhashi.html

パークホテル東京

http://parkhoteltokyo.com/